財テクとは? 初心者でも始められる手法をご紹介

「少しでも資産を増やしておきたい」「効率よくお金を貯めたい」このような希望を持っている人もいるでしょう。そのような人にご紹介したいのが「財テク」です。「財テク」とは、お金を増やす手段のひとつですが、なんとなく聞いたことはあってもどういったものなのかは詳しくは分からないという人もいるかもしれません。今回は、財テクの概要や財テクの種類について解説します。

財テクとは「財務テクノロジー」の略で、もともとは「企業が株式や債券などに投資し、お金を増やそうとすること」を指します。

1980年代のバブル期に、企業の財テクが流行しました。現在では、個人がお金を増やすことも財テクと呼ばれています。

バブル期の企業の財テクは短期に巨額の利益を得ることを目的としていましたが、個人の財テクの場合は長期で利益を得ることを目的とするものもあります。

財テクの種類その1:支出を減らす

ここでは、いくつかある財テクの種類のうち「支出を減らす」ことを目的に取り組むものをご紹介します。

支出を減らす財テクにはさまざまなものがありますが、ここでは特に初心者でも取り組みやすいものとして以下の3つをピックアップしました。

クレジットカード、電子マネー、ポイントサイトの活用

まずはクレジットカードや電子マネー、ポイントサイトの活用です。

クレジットカードや電子マネーのポイント付与サービスを利用して買い物することで、多くの場合、購入代金の1%程度がポイントとして付与され、次に買い物をする際、ポイントで支払いができたり、貯めたポイントを商品と交換できたりします。

クレジットカードの場合には、ポイントを使用できる店舗が系列店に限られる場合もありますが、系列店で買い物をすると通常よりも多くのポイントが付与されるサービスを行っている場合もあります。

また、例えば「クレジットカードを新規発行する」とポイントが付与され、得たポイントを現金として利用できるサービスと連携しているポイントサイトもあります。

さまざまな項目が用意されているため、上手に活用すると大きな支出削減につながります。

ネット銀行の活用

次はネット銀行の活用です。

ネット銀行とは、ネット上で口座を持てる銀行のことで、ネット銀行側としては店舗を持つ必要がないため通常の銀行でかかる人件費や店舗の費用や維持費などが不要となり、振込などの手数料が安くなっているのが一般的です。

例えば、通常のある銀行であれば窓口における他行振込の手数料は3万円以上が864円、3万円未満が648円なのに対し、あるネット銀行はオンラインでの振込手数料は3万円以上が258円、3万円未満が165円となっています。

最近では通常の銀行であってもオンラインで振込できるところも多くあり、窓口の手数料よりも手数料が安くなっています。

とはいえ、ネット銀行の振込手数料より高い場合があるため、少しでもお得に利用したいのであればネット銀行を利用するとよいでしょう。

住宅ローンや保険の見直し

最後に住宅ローンや保険の見直しについてご紹介します。

住宅ローンや保険は基本的に毎月支払いが発生する固定費のため、それらを見直すことで支払額を毎月1,000円削減できるだけでも1年で1万2,000円、10年で12万円と高い効果を得られます。

住宅ローンの見直し

住宅ローンの返済額を軽減する方法には「繰上げ返済」と「借り換え」の2つがあります。

繰上げ返済は毎月の返済とは別にまとまった現金を返済することです。繰上げ返済には、繰り上げ返済をすることで月々の返済額を小さくする「返済額軽減型」と、繰り上げ返済をすることで返済期間を短くする「期間短縮型」の二つがあります。

月々の固定費を減らす効果があるのは返済額軽減型ですが、トータルの返済額で見ると期間短縮型のほうが利子を支払う期間が減るためお得といえます。

借り換えは、金利の高い住宅ローンから、他行の金利の低い住宅ローンに借り換えることで毎月の負担を減らすというものです。ただし、借り換えには手数料がかかることもあるのに加え、登記費用もかかる点に注意が必要です。

保険の見直し

保険はもしもの時の備えとして有効ですが、それが原因で生活が苦しくなっているようであれば本末転倒です。不要な保険は思い切って解約してしまうことで毎月の負担を減らすことができます。

もし、団体信用生命保険に入っている場合には、契約内容を確認してみましょう。団体信用生命保険とは、ローン返済中に亡くなってしまったような場合にローンの残債を0円にできる保険で、住宅ローンを組む際に加入することが一般的です。団体信用生命保険は死亡保障の付いた保険と同じ効果があると考えることもできるため、重複する分については解約してしまえば負担額を減らすことができます。

また、公的年金をしっかり納めているのであれば、仮に亡くなったとしても遺族年金の給付を受けられるため、そこまで踏まえたうえで本当に必要な保険にだけ加入するようにするとよいでしょう。

財テクの種類その2:収入を増やす

次に、収入を増やす財テクについて見てみましょう。

こちらも数ある財テクの中から、初心者でも取り組みやすいものを基準に以下の財テクをご紹介します。

ネットオークション・フリマサイト

ネットオークションやフリマサイトを活用すると、家の中にある不用品を売却することで収入を得ることができます。

本来であれば捨ててしまっていたかもしれなかったものが、少額だったとしてもお金に換えられるので、一度試してみてはいかがでしょうか。

定期預金

2019年7月現在の預金金利はかなり低く、普通預金金利は0.001%程度です。定期預金の金利は普通預金金利より多少高く、10年ものの場合は0.01%程度です。

銀行によっては期間限定で高い金利で預けられる定期預金キャンペーンを行っているようなこともあるため、そうしたタイミングを狙って利用するとよいでしょう。

国債

国債は、国が発行する債券です。一般的に非常にリスクの低い資産運用の方法です。

とはいえ、利率もかなり低く、例えば2019年7月時点の個人向け国債の利率は、固定3年、固定5年、変動10年いずれの場合でも0.05%となっています。

そのため、大きく資産を増やすことは難しいでしょう。

iDeCoやNISA

iDeCoやNISAは支出を減らしつつ、収入を増やすことを目指せる制度です。

iDeCoは毎月一定額を積み立て、原則60歳になると年金として受け取ることができる制度です。毎月積み立てるお金については、その全額を所得控除とすることができ、高い節税効果があります。預けたお金は、定期預金や保険商品、投資信託のなかから運用先を選ぶことができます。ただし、60歳になるまでは基本的に一切お金を引き出すことができない点に注意が必要です。

NISAは、株式投資で利益が出ると通常納めなければならない約20%の税金を納めなくて済むという制度です。毎月積み立てて投資信託に投資する積立NISAもあります。とはいえ、NISAや積立NISAはそもそも株式投資や投資信託で利益が出なければ、効果を活かすことができません。

特に初心者の方は元本割れしてしまうリスクもあるため注意が必要です。

財テクにはさまざまな種類があります。いまの自分の資産を把握したうえで、資産形成の目標を考え、最適な財テク方法を選びましょう。

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