インデックス投資とは? メリット・デメリットや始め方について解説

投資にはさまざまな種類がありますが、インデックス投資という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。インデックス投資にはいろいろな種類があります。今回は、インデックス投資の概要やメリット・デメリット、インデックス投資の始め方について解説します。

インデックス投資とは

インデックス投資とは、日経平均やダウ平均、TOPIXのような株価指数(インデックス)と同じ動きを目指す投資手法です。この投資手法を使って市場平均と同じ運用成果を目指すファンドのことをインデックスファンドといい、インデックス型投資信託またはパッシブファンドとも呼ばれます。インデックス投資をすることは、同時にインデックスファンドに投資することになります。例えば日経平均株価の動きに連動するファンドにインデックス投資をするのであれば、日経平均株価と同じ動きを目指して投資することになります。

インデックス投資では、インデックスファンドがさまざまな銘柄に分散投資をします。リスクを少しでも減らすには分散投資は適していますが、投資に慣れていないうちからさまざまな銘柄に分散投資することは難しいでしょう。その点インデックス投資では、インデックスファンドに運用を任せることで、手間をかけずに分散投資ができます。

また、インデックスファンドにはさまざまな種類があります。さまざまなインデックスファンドに分散投資をすれば、さらにリスクヘッジになります。あまり分散しすぎると管理が大変ですが、できるかぎり分散を心がければリスクの軽減につながるでしょう。

インデックスファンドの種類

インデックスファンドには、以下のような指標と連動したものがあります。

日本株式(日経平均株価)

日経平均株価(225社・東証)の動きに連動する投資成果を狙います。日本経済が成長することで、株価が上昇すれば、その恩恵を受けることができます。また、外国株式のような為替の影響を受けないので、成果がわかりやすいのも魅力です。日本の株式を中心に運用するため、日本に住んでいる投資家にとっては身近に感じやすく、初めての人に向いているといえるでしょう。

外国株式(MSCIコクサイ・インデックス)

MSCIコクサイ・インデックスとは、MSCI(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が提供する指標です。日本を除いた世界主要先進国の株式に分散投資を行うインデックスファンドは、この指標と連動して運用しています。外国株式に投資するため、為替リスクが発生することに注意する必要があります。

日本債券(NOMURA-BPI総合指数)

NOMURA- BPI総合指数とは、野村総研が算出する、国債や社債といった日本の公社債市場の動向を表す指標です。日本債券型インデックスファンドは、このNOMURA-BPI総合指数と連動する投資成果を目指します。

海外債券(FTSE世界国債インデックス)

FTSEとはイギリスのロンドンに拠点を置く企業で、株式や債券などのインデックスを管理しています。FTSE世界国債インデックスは、FTSEが算出した先進国国債の動向を表す指数です。FTSE世界国債インデックスに採用されている、日本を除く海外の国債等に分散投資を行い、FTSE世界国債インデックスに連動する投資成果を目指します。こちらも海外の債券のため、為替リスクがあることに注意する必要があります。

REIT(東証REIT指数)

国内の不動産投資信託(REIT)に投資するインデックスファンドです。東証REIT指数の動きに連動する投資成果を目指します。

それぞれの特徴を理解して自分に合ったファンドを選ぶことが大切です。ファンドを選ぶにあたっては、ファンドに支払う信託報酬(運用管理費用)の低いところを選ぶという考え方もあります。インデックス投資は長期的に運用することが大切なので、コストを極力下げることを意識するとよいでしょう。

インデックス投資のメリット・デメリット

インデックス投資にはメリット・デメリットがあります。インデックス投資を始める前に、必ずチェックしましょう。

インデックス投資のメリット

インデックス投資のメリットは、次のとおりです。

信託報酬(運用管理費)が安い

信託報酬(運用管理費)とは、投資信託の運用中にかかる費用で、投資信託を保有している間ずっとかかる費用です。インデックス投資は、他の投資に比べ運用管理費が安い傾向にあります。また信託報酬は、別途支払うわけではありません。預けている信託財産に対して何%といった形で差し引かれるものです。

初心者でも始めやすい

インデックス投資は、通常の株式投資のように個別銘柄を選ぶ必要がありません。そのため、初めて投資をする人にとって、インデックス投資はとても始めやすいといえるでしょう。

時間がないサラリーマンに向いている

インデックス投資は、プロに運用を任せるので、こまめに運用状況を確認する必要がありません。投資にかける時間が少ないサラリーマンに向いているといえるでしょう。

分散投資になる

初めて投資をする場合、ポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)を組み立てて分散投資をするのは難しいでしょう。しかしインデックス投資の場合、インデックスファンドを一つ選ぶだけでも分散投資につながります。

インデックス投資のデメリット

インデックス投資のデメリットには、以下のようなものがあることを知っておきましょう。

短期間で大きな利益を上げることは難しい

短期間で大きなリターンを期待する場合、インデックス投資は向いていません。中・長期に運用して成果を出すことを目指すものであるため、長い目で見ることが大切です。

プロに運用を任せるため投資の勉強が疎かになる可能性がある

インデックス投資は、プロに資産運用を任せることになります。もちろん、資産運用をプロに任せることができるからこそ、自分で株価の変動を予測して投資の比率を変えるというようなことをする必要がありませんが、そのために投資の勉強が疎かになる可能性があります。

インデックス投資しかするつもりはないのなら問題にはなりませんが、ゆくゆくは大きな投資を自分でやりたいと思うのであれば、空いた時間で投資について学んでいくようにしましょう。

インデックス投資の始め方

インデックス投資を始めるにあたっては、まず証券会社で、自分の証券口座を開設することが必要です。その後、各証券会社のインデックスと同じ値動きをするよう設計された投資商品(投資信託やETF)を購入します。インデックス投資は100円から始めることができますので、無理のない範囲で始めるとよいでしょう。少しずつ慣れてきたら金額を増やしていきましょう。

また、年間120万円まで非課税となる「NISA」をインデックス投資と組み合わせることで、節税をしながら投資をすることが可能です。せっかくインデックス投資を始めるのであれば、NISAもあわせて利用するとよいでしょう。

まとめ

インデックス投資は、プロに運用を任せて手間をかけずに分散投資ができるため、初心者の方も始めやすい投資です。また、NISAを利用すれば節税しながらインデックス投資をすることができます。「投資を始めてみたいけど何から始めればよいか迷っている」という人は、インデックス投資を検討してみてはいかがでしょうか。

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